リスティング広告を社内でインハウスする時にお勧めする担当者の教育方法

世界に比べるとインハウスの割合が日本は少なく遅れていると言われています。代理店に依頼するメリットも豊富にありますが、依頼するのではなく社内できちんと体制を作っていきたいというクライアント様もいます。その場合に広告代理店の立場としてどのようにインハウスを進めていくのが良いのかお伝えできればと思います。

1、片手間では絶対にさせない

 

リスティングは自動化が進んでるとはいえ、片手間でやるには厳しく仮に片手間でさせた場合に上手く広告の運用ができておらず、ほぼお金をドブに捨てたのと同じような結果になることがあります。

 

実際に自社運用で上手く行かずに依頼を受けて分析したところ設定が中途半端だったり、間違えた設定になっていたりして累計数百万損しているケースも見受けれます。

 

リスティング企業でも一人前の運用者になるには1年から3年くらいはかかるものなので、リスティングに丸々一日対応させるようにしましょう。

 

成果が出てきて、自動化が進んできたり、作業が減ってきたらその次にリスティングを継続しつつ他の媒体、例えばFacebook広告、Instagram広告、Twitter広告などのSNS広告などを実施するか、サイトの分析・改善などに着手してもらいましょう。

 

2、退職するリスクをどう補うか

 

いきなり暗い話で申し訳ありませんが、インハウスで成果を出せば自信が出て転職するリスクが高いのも現場ではよくある話みたいです。

 

人が辞めることは今の時代仕方がないですがせっかく育てたマーケターが辞めると厳しいものがあるのである程度その人が辞めても運用できる体制を作っておきましょう。

 

具体的にはノウハウをドキュメント化したり、定期的に社内で勉強会を実施してもらったりです。

 

一番良いのはもう一人リスティングの担当者をつけてOJTしていくことかも知れません。

 

成長した担当者に同じことばかり依頼していても飽きてしまうこともあるので、担当者が飽きないように担当者の意見も汲み取りながら新しいことを常に様々なことにチャレンジしてもらいましょう。

 

3、おすすめの勉強方法

 

まずは全体像を把握することなので、沢山の情報を浅く広くインプットしましょう。今の時代YouTubeでもある程度学べます。他にもe-ランニングでリスティング講座もありますし、本から学ぶということもあります。

 

ただし中には独自のロジックで話をしていて間違った内容を堂々と伝えている方もいます。

 

沢山の情報を見ていると情報の取捨選択ができますが、最初は難しいかも知れません。

 

そこでおすすめなのがヘルプページです。

 

Google広告、Yahoo広告共に膨大なヘルプページがあります。

 

媒体の最新の情報を元に体系化されている正しい情報なのでこれを理解すれば知識としては十分です。

 

テスト用のアカウントを作り、ヘルプページを見ながら設定していくなども一つの方法かなと思います。

 

4、リスティングには向き・不向きもある

 

私は今まで50名以上の人間にリスティングを教えたり、マネジメントしてきましたがやっぱり人によって成長スピードや、成果、精度が違います。

 

広告はユーザー視点やデザイン性のようなクリエイティブ要素も求められるので右脳左脳の能力が両方必要と言われていますが、特に左脳の分析、論理的思考、演算能力が必要だと思います。

 

リスティングは突き詰めていくと様々な係数の組み合わせで成果が成り立っているので、何が何に影響してこのような結果が生まれているのか。を考え、必要であれば社内にレビューし、運用に落とし込みます。

 

この能力が低いとズレた内容で運用をし続けたり、改善できるのに何をすればいいのかわからない、深堀できなくてスケールできないという事態に陥ります。

 

理数系かどうかは重要ではないかも知れませんが、少なくとも論理的思考が弱い方は結構苦労されるかなと考えています。

 

5、リスティングはあくまでも一つのWEBマーケティング手法

 

リスティングをインハウスすることでプラスになることもありますが、リスティングは目的ではなく手段の一つです。

 

手法としてはWEBマーケティング以外にも、競合分析、市場分析、自社分析などもあり、それらの結果によって適正な価格、強みや、ブランディング戦略の変更、強化など、マーケティング全般に関わる業務もあります。

 

インハウスをする際はこの辺りで社内でどのように体制を作るのか、そもそものマーケティングチームの意義は何かなどを見直し、それらを踏まえてリスティングをインハウスしながら目標に向かって進めていける組織を作っていきましょう。

 

 

6、結局リスティング広告代理店を使った方が良いのかについて

 

リスティング代行企業を利用するデメリットは手数料と、ノウハウが社内にたまらないことです。

 

ただし、退職のリスクがあることや、一人に年間仮に年収500万のWEBマーケターを支払うならその分プロに任せて、その方に社内のマーケティング全般をさせたり、サイト制作などのクリエイティブをさせることもありだと思います。

 

個人的には自社で3ヶ月運用して最低限理解した上で代理店に任せると代理店がきちんと運用しているかどうか見極めるのでそういう形の取り組みでも良いのかなと考えております。

 

また、あまりにも表示回数が少ないにニッチな商材や、地域性のあるサービス(歯医者、接骨院)なども検索数が少ないので自社で実施した方が良いのかなと思います。

 

 

今回は以上になります。

 

カッテージではインハウス支援も条件によっては受け付けておりますし、WEBマーケティング全般のコンサルティング、運用代理なども行っております。

 

どのように進めて良いかわからないなどあれば、いつでもご相談ください。

 

最後までありがとうございました。

この記事を書いた人
星野 荘

星野 荘

専門学校卒業後、ITインフラの企業に就職。その後サイバーエージェント系列の会社で3年半、インターネット広告代理店で8年ほど勤務。 WEBマーケティングはブラックボックス的なところがあるので、知識や経験が少ない方でも役に立つ情報を発信していきます。