リスティング広告(Google広告)をするなら必ずGoogleAnalyticsを連携させた方が良い理由

意外と実施しているところとそうでないところが分かれるGoogleAnalytics。代理店側からしても通常は広告の業務委託に含まれない為、連携もさせない企業もありますが、結果から言うと必ず連携させた方がいいのでその理由を書きます!

1,連携させないと使えないコンバージョンがある

 

コンバージョンが多く発生するBtoCであればGoogle広告やYahoo!広告の管理画面から発行出来るタグをサンクスページに入れるだけでCV(購入・申し込み)が計測され、その数が多ければ多いほど最適化が出来るのですが、ニッチな商品やBtoB、そしてスタートアップ等であればそもそもCVが少なくリスティングの管理画面上で最適化するのは難しいです。

 

その場合にGoogleAnalyticsで例えば「サイト滞在時間が1分以上をCVとする。」と設定すると、見込みが高いユーザーをCVとして計測出来るためそのデータを元に最適化が出来ます。こういう見込みが高いユーザーをCVとすることを、マイクロCVと呼びますが、最初はマイクロCVを設定した方が効率よく運用出来る可能性が高いので是非設定してみて下さい。

 

2,Google広告の管理画面でGoogleAnalyticsの数値が見える

 

分析をする上で結構嬉しいのがこの機能になります。キーワード単位で「滞在時間」、「離脱率」、「ページビュー数」のように確認出来ます。通常のGoogle広告の数値と組み合わせて分析するとより気づきが得られるのでおすすめです。初期設定では表示されないので連携した後はGoogleAnalyticsの数値が出るようにGoogle広告の管理画面で項目を追加しましょう。

 

3,ユーザーリストを定義して活用できる

 

GoogleAnalyticsで定義できる指標をユーザーリスト化してリマーケティングリストなどを活用できます。具体的に言うと例えば「サイトに訪れて3ページ以上サイトを見たけど購入せずに離脱したユーザー」だけを集めたユーザーリストの作成が出来ます。特にディスプレイ広告に力を入れている企業だとユーザーリストの数は非常に大事なのでCVの拡大という意味でも成果向上の役に立ちます

 

4,GoogleAnalyticsの目標設定をCVポイントとしてGoogle広告にインポート出来る

 

これはちょっとややこしいのでうまく説明出来るかわかりませんが、そもそもGoogle広告とGoogleAnalyticsのCVにおける計測方法が違います。例えばCVが発生した時にGoogle広告だと最後に広告をクリックされた日にCVが1件計測されますが、GoogleAnalyticsだとCVが発生した日に1件計測されます。Google広告はこの計測方法のために実際発生したCVの日時と数値の時期が合わず「遅れCV」と表現します。この違いを理解していればよいのですが、それでも違いが出るのは分析しづらいという話があり、そういう場合はGoogleAnalyticsのCV計測方法を正としてGoogle広告に反映すること出来ます。

 

誤差はどうしても出てしまいますがこの方法なら格段に分かりやすくなります。弊社では30%くらいのクライアントがGoogleAnalyticsのCVをインポートして運用しています。

 

 

今回は以上です。

 

 

最初は意味が分から無くても絶対にリンクはさせておきましょう。もし代理店側が実施しているか分からないということであればぜひリンクしているか聞いてみて下さい。していなければちょっとマイナス評価かもしれません、、、CVが出ない場合はGoogleAnalyticsでどれだけ分析するかが大事なので苦手意識を持たずに毎日10分でも見て、週に1度は改善点を考える癖をつけましょう!

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この記事を書いた人
星野 荘

星野 荘

専門学校卒業後、ITインフラの企業に就職。その後サイバーエージェント系列の会社で3年半、インターネット広告代理店で8年ほど勤務。 WEBマーケティングはブラックボックス的なところがあるので、知識や経験が少ない方でも役に立つ情報を発信していきます。