初めてインターネット広告を実施する場合に知っておいた方が良いこと

インターネット広告はお金を支払えばサイトへの流入をすぐに増やせるという非常に即効性がある広告なのですが、逆に言うとお金が発生し続けてしまいます。そのためきちんと投資対効果をあげていく必要があり、今回は代理店の立場から初めてインターネット広告を実施するなら知っておいた方が良いことを厳選しました。必ずあなたに役に立つ情報だと思いますので是非最後まで見てくださいね!

1,競合を分析しよう

 

インターネットでは自社の商品に対してほぼ確実に競合が存在します。特に長い期間存在しているサービス・商品であればその期間でWEBマーケティング戦略も練り上げられています。

 

自分たちが良いと思ったから販売する。だけでなく、競合と比較した時に「値段は適正か。」、「選んでもらう価値があるか。」、「サイトのコンテンツは充実しているか。」、「サイトのデザインは古くないか。」などユーザー目線にたち、勝てると確信するまで競合調査してみて、その上で「改善すべき優先順位」をつけて都度改善していきましょう。

 

2,想定LTVを決める

 

LTV(ライフタイムバリュー)とは生涯顧客単価のことです。

 

具体的に言うと「客単価 × 継続期間」です。

 

基本的に広告を実施する際はLTVよりもCPAという獲得あたりの単価を指標とする方が多いですが、サブスクリプションや、日用品のように一度購入・申込みをすると数ヶ月。あるいは数年継続したり、継続すれば他の商品を購入するなど、顧客単価自体あがるビジネスも多いかと思います。

 

その場合はCPAではなく最終的に1顧客に対してLTVはいくらなのかを計算しておくと良いでしょう。

 

例として弊社も「リスティング」関係のキーワードでリスティング広告を実施する場合があるのですがその際LTVは30万円で設定しております。月の手数料5万×6ヶ月という計算です。

 

有り難いことに弊社は6ヶ月以上継続する顧客しか今の所存在していないですし(スポットでもともと期間を決めて配信するという顧客は除く)顧客単価も5万以上が多いのですが、少なめに設定しておりLTV想定は30万円としています。

 

この30万は契約した場合に想定するLTVなので、この単価から問い合わせあたりの契約率を逆算すれば、いくらでCPAを獲得しなければ30万円を超えるかどうか計算が出来ます。

 

ちなみに弊社ではリスティング経由の契約率は大体30%ほどなので、広告費を10万円かけて1件問い合わせがあればとりあえず売上ベース(ROAS)で考えると100%を越えており悪くない数値となります。

 

 

3,運用期間は最低でも1年をオススメします

 

 

広告を配信して全く成果が出ない、あるいは成約はあるが費用対効果が全然良くない。ということで短期間ですぐに撤退される企業は多くあると聞きますが飲食店などの実店舗と同じですぐに結果が出ることなんて稀です。

 

きちんと来てくれたユーザーの満足度をあげたり、人が人を紹介してくれたり、店内を綺麗にしたり、味ももっと美味しくしたり。

 

インターネット広告のせいで成果が出ないのではなく、あらゆる部分で改善が必要になります。

 

そのために時間もお金も必要になりますが、それを構築出来れば営業マン無しで自社の商品・サービスが売れていきます。

 

他のブログでも書いたことがありますが弊社の実績として10万円/月の広告費のクライアント様が2年後に1000万/月になり、売上も比例してあがったケースもあります。

 

絶対成功させる為に改善し続けるという気概を持ち、対応してみて下さい。

 

 

4,無料で出来ることを継続しましょう

 

広告以外でも、このサイトのようにブログを書くことや、Twitterアカウントなどを作成して無料で発信出来ます。

 

ブログは自社で作るだけでなく、アメブロやnoteなどがあり、土台自体も無料で出来るものもあります。

 

3で書いたように継続して改善していくことが一番WEBマーケティングでは大事だと思います。

 

色々なテクニックがありますが、まずは自分(責任者や経営者の方)が自分で毎日1時間でも時間をとり投稿していくことで、1年後に無料でサイトに訪れるユーザーが増えていきます。

 

成果が出なければ色々な情報や周りの人に意見を聞いて改善しながらも、手を止めることは無いように更新し続けてください。頑張りましょう!

 

 

5,それでも上手く行かない場合

 

 

結局餅は餅屋じゃないですが、プロに任せた方が成果が上がる場合も多いです。自分で株を運用するよりも、世界一の投資家にお金を預けた方が手数料を抜かれても成果が上がる可能性が高くなるのと同じです。

 

ただ個人的には最初から任せるのではなく、きちんと自社で実施して成功すればそのまま自社で。上手く行かなければ任せる。というスタンスのほうが社内で最低限のノウハウが貯まるので悪い代理店にあたった時に見極めることが出来ます。

 

長い道のりになるかもしれませんが、近道は絶対にないので地道に泥臭く頑張っていきましょう。

 

今回は以上です。

 

他のブログに勉強の仕方なども掲載していたり、リスティングの考え方も載せたりしておりますので良かったら参考にしてみてくださいね!もちろん代理業やコンサルティングなど相談もいつでもして下さい。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人
星野 荘

星野 荘

専門学校卒業後、ITインフラの企業に就職。その後サイバーエージェント系列の会社で3年半、インターネット広告代理店で8年ほど勤務。 WEBマーケティングはブラックボックス的なところがあるので、知識や経験が少ない方でも役に立つ情報を発信していきます。