急にリスティング担当者になって何から手を付けていいか分からないあなたへ届け、、、

カッテージはリスティング広告代理業を取り扱うインターネット広告代理店ですが、インハウスに向けたコンサルティングの相談も受けます。今は基本的に実施していないのですが、コロナの影響で集客に困っているが代理店に支払うお金が厳しいので自社で実施したい。という方もおりますので今回代理店の立場からインハウスを実施する際にこうすればいいのでは?と良い提案が出来ればと思いブログを書きました。よかったら読んで見てくださいね!

1,最初に代理店とインハウスの運用の違いを伝えます

 

代理店は数千社あるので実力や実績はピンきりだと思いますが、検索して名前が出てくる企業はほぼ全て数百社の運用実績があると思います。

 

なので単純に何も実績がない担当者よりは知識と経験に膨大な違いがあり、それ以外にも代理店だけに先行で機能が利用できたり、最新のノウハウが提供されたりと全ての部分でプラスが多いと思います。

 

ただ世の中にはリソース不足やそもそも質が悪い運用者しかいない代理店が沢山いるのも事実ですし、規模が大きいから手数料分で社員を雇って自社で完結するようにしていきたいという企業もあると思います。

 

個人的には広告は代理店に任せて、その時間で自社のサービスを改善したり、マーケティング上流を考える方が成果は上がると考えいますが、ケースバイケースで自社で実施するのも良いと考えておりますのでインハウスで実施して上手く行かなければ代理店に依頼、逆に代理店で上手く行かないから自社というパターンもありだと思います。

 

 

2,とにかく配信してみよう

 

 

予算だけは決めなければ行けないですが、まずは実施しないと始まりません。仕事もスポーツもなんでもそうですが、量から質です。逆はありえません。

 

色々考えすぎてやるよりまずは予算内で実施してみましょう。実施しながら勉強したり、管理画面を見ていくのが成長の近道です。

 

といいつつ、予算を超過したり無駄な配信が多すぎるとマイナスでしかないので、次の章で最低限決めることを伝えていきます

 

 

3,キーワードのマッチタイプは気をつけよう

 

 

キーワードを設定して終わり。ではなく、キーワードにはマッチタイプがあります。部分一致、絞り込み部分一致(もうすぐ無くなります。)、フレーズ一致、完全一致の4つです。

 

初期設定は部分一致になるのですが部分一致という設定は設定したキーワードと似ているキーワードで検索された場合でも広告が配信されます。

 

例えば完全一致なら完全に設定したキーワードが一致した場合のみ広告が出されるので「テニス 学ぶ」で完全一致で設定すれば「テニス 学ぶ」と検索したユーザーしか広告が表示されませんが、「テニス 学ぶ」と部分一致で設定した場合には「テニス 学ぶ方法」、「テニス スクール」、「テニス 動画」など、「テニス 学ぶ」に類似したキーワードを検索したユーザーにも広告が配信されます。

 

Google広告/Yahoo!スポンサードサーチ広告の管理画面で「検索語句」でみると、設定したキーワードではなく、検索されたキーワードを見ることが出来ますが、最初はそんなこと分からないので設定したキーワードベースで成果の判断をしてしまいます。

 

きちんと見込みがあると思われるキーワードを「部分一致」以外の3つのマッチタイプで設定すれば意図したキーワード以外のキーワードで広告は配信されないので無駄なクリックを防げます。まずは部分一致以外で試してみて下さい。

 

 

4,広告はクリック率よりもコンバージョン率が高いものが良い

 

広告を出すと表示回数に対して何回クリックされたかを表すクリック率が見れます。こちらは高ければ高いほうがサイトに誘導する割合が増えて良いのですがサイトに誘導しても購入や申込みに繋がらなければ意味がありません。

 

逆にクリック率が少なくても購入に繋がるのならよい広告と言えます。(もちろんクリック率が高くてコンバージョン率が高いのが理想ですが。)

 

きちんと成果に結びつく可能性があるユーザーがクリックされる広告がどうか意識してコンバージョン率が高い広告を生み出すように改善し続けましょう

 

 

5,GoogleAnalyticsは絶対に設定しよう

 

GoogleAnalyticsはサイト分析・改善出来るツールですが、リスティングとも抜群に相性が良いです。

 

リスティング実施当初は成果が出ず申込数/購入数が0の場合でもGoogleAnalyticsで見た場合にユーザーが何ページ、どのページをみて、何時間滞在して、離脱したかまで確認することで成果は出ていなくても成果が出そうなのか、あるいはサイト改善が出来そうなのかを計測することが出来ます。

 

他にも3ページ以上みたユーザーのリストを作り、そのリストに対してだけ広告を配信するなど、設定・連携すれば可能となる機能があり、そういう意味でもプラスでしかありません。是非実施をしてみてください。

 

6,勉強方法は動画と本で両方だが落とし穴もあり

 

昔と違い今は情報社会でノウハウが溢れています。本だと少し古いのですが体系的な勉強になり、動画だと実戦形式で教えてくれる方が多いです。ただしコロナの影響で副業や起業ブームになりつつWEBマーケティングにおいてはニセモノの情報や実績を流す方も残念ながらいらっしゃいます。

 

とても面倒だと思いますが、様々なところから情報を取り入れ、共通している部分を吸収し、怪しいと思う情報はスルーするなどまずは論理武装していきましょう。

 

リスティングで出来ることは無限とまでは言いませんがかなり広く深いです。一件無駄だと思うことでも積み上げていけばとんでもない成果に結びついて月の予算10万円からスタートして2年後に1000万を使用するようになるケースもあります。

 

孤独な戦いでもありますが、頑張って下さい!

 

7,最後に上司の方に向けて、、、、

 

リスティングは上記のように最初から特にインハウスで成功するのは難しいですが、きちんと努力していけば成果はでます。ただし上司が口を出したり意思決定をしてしまうと運用者は伸びません。

 

予算を決めた上で伸び伸びとさせることが一番の成功の近道だと思いますので、1年は我慢強く様子をみてそれでも成果が出なければ外部に依頼することやコンサルを依頼するなど検討してみてください。

 

 

 

今回は以上となります。

 

 

カッテージではインハウス支援は基本的にしておりませんが、何かしら御社の解決出来る課題に寄り添うことは出来るかもしれません。

 

リスティング以外にもSNS、サイト分析、制作、SEO、コンサルティングなど何かお困りのことがあれば是非一度お声がけください!

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この記事を書いた人
星野 荘

星野 荘

専門学校卒業後、ITインフラの企業に就職。その後サイバーエージェント系列の会社で3年半、インターネット広告代理店で8年ほど勤務。 WEBマーケティングはブラックボックス的なところがあるので、知識や経験が少ない方でも役に立つ情報を発信していきます。