リスティング広告の運用代理店の選び方、2つの視点~代理店担当者が本音で語ります!~

国内に1500社以上あるといわれるリスティング広告の代理店。その中から自社に合う代理店を見つけるために2つのポイントをご紹介します。広告代理店とクライアントは二人三脚で歩みます。信頼できるパートナーをぜひ探してください。
リスティング広告代理店の選び方

リスティング広告代理店、多すぎ問題

「リスティング広告 代理店」と検索をしてみてください。検索結果は124万件。もちろんそのうち全てがリスティング広告の代理店ウェブサイトではありませんが、いまリスティング広告を扱う広告代理店は非常にたくさんあります。確認できるだけでも1500社以上。実際には、リスティングを専門に扱っている会社だけではなく、ウェブ制作会社さんがリスティング広告をオプションで請け負っていたり、フリーランスとして運用代行を行っている個人の方もいらっしゃいます。

 

「リスティング広告の運用代行」を頼みたい、と思っても選択肢がありすぎて、自社にぴったりの運用代行会社を探すのは至難の業です。そこで今回は、リスティング広告の運用代行を依頼する際に気をつけていただきたい2つのポイントをお伝えいたします。我々も、一代理店ではありますが、できるだけ客観的に、本音でお伝えいたします。

 

リスティング広告の、スター級運用者はどこに!? 大手だから安心というわけではない

大切なお金を預けるのだから、信頼できる会社がいい。
必ず結果を出してほしい。

 

これは、リスティング広告の運用代行先を探すときに、必ず考えることだと思います。そして、それならば大手に頼めば安心だと思われるかもしれません。しかし実はここが大きな落とし穴です。大手の広告代理店はもちろん実績もノウハウも豊富です。ものすごい結果を出してきたスター級の運用担当者もいます。しかし、彼らはスターが故にクライアント側の倍率がとても高いのです。

 

大手広告代理店でスター級の担当者がつく案件では、毎月1千万円以上の広告予算が使われることもざらです。むしろそれくらいの規模にならないと、彼らは出てきません。

 

逆に中小規模の代理店ですと、担当者の数は少ないです。しかしその少ない数の中に、大手のスター級の担当者が紛れていることも珍しくありません(大手からベンチャーに転職した人や、自身でスキルを磨いた人など背景は様々です)。

 

中小規模の代理店の場合、他のクライアントの広告予算が、大手代理店のクライアントほどは高くないケースも多く、予算が限られている場合にも運用力に優れた担当者に当たる可能性が高くなるというメリットがあります。

 

自社の予算を踏まえて、「この金額で、スター級の担当者を出してくれそうな会社はどこか?」と考えてみるのも代理店選びの一つの視点です。

 

営業担当者に、広告運用の知識があるか?

そしてもう一つ大切なのが、「営業担当者に広告運用の知識があるか」という点です。

 

それぞれの会社の方針によっても異なりますが、広告代理店の場合、営業担当と実際に広告を運用する担当者が別であるケースが多いです。それ自体が問題というわけではないのですが、お客様の話を聞き、お客様に提案をする営業担当者に広告の知識が不足をしていると、情報が歪んで伝えられたり、必要のないサービスを契約することになる可能性があります。

 

リスティング広告のレポート

 

また、営業担当者が御用聞きのような仕事しかしてくれず、新たな提案などをしてもらえず、「このままでいいのか?」と不安な声を聞くことも少なくありません。

 

カッテージでは、運用担当者がそのまま営業担当者としてお客様についております。そのようにすることで、現状のボトルネックにいち早く気づき改善をすることができています。

 

リスティング広告の代理店を選ぶ際には

 

・営業担当者と運用担当者が同一である
・営業担当者と運用担当者が打ち合わせに同席する
・営業担当者に十分な広告の知識がある(質問にその場で答えられる)

 

このいずれかであるかどうかは、必ず確認されることをおすすめいたします。

 

「合う」人かどうか、も大切にしてください。

2つのポイントとお伝えしましたが、最後にもう1つ大切なことがあります。

それが、「この人は合うな」と感じられるかどうかです。

 

広告代理店とクライアントは二人三脚です。「ウェブ広告」という物理的には実体のもたないものを扱うからこそ、お互いの信頼関係がなければ良い仕事はできません。

 

但しこれは、代理店という会社単位の話ではなく、営業担当との相性も大きく関係します。営業担当が変わり、その人との相性があまり良くなく運用代行にも満足ができなくなったという話もよく聞きます。

 

不信感がある状態では、意識的/無意識的に代理店への情報共有を減らしたり、予算を絞ったりしてしまい、結果としてそれが広告の成果に悪影響を与えることもあります。ですので、代理店企業およびその担当者との信頼関係が築けているか(あるいは、これから築けそうか)、相性は良いかなど感覚的な部分も気にしておかれたほうが良いでしょう。

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この記事を書いた人
COTA

COTA

フリーランスとして活動中に、独学でウェブサイト制作、広告運用を学ぶ。 会社や業界に忖度しないソリューションを日々探しています。「実際のところどうなの!?」という疑問に正直に答えていきたいです。