フリークエンシーって何?ウェブ広告を出すなら押さえておきたい「フリークエンシー」指標について

フリークエンシーとは
ウェブ広告において、フリークエンシーとは「ユーザーが広告に接触した回数」を意味します。
ここで改めてウェブ広告で使われる用語をおさらいをしておきましょう。
インプレッション・・・広告が表示された回数
リーチ・・・広告が表示された人数
フリークエンシー・・・ユーザーに広告が表示された平均回数
例えば、1,000人の人に、合計2,000回広告が表示された場合、
インプレッション・・・2,000
リーチ・・・1,000
フリークエンシー・・・2.0
となります。
特に代理店や専門家のアドバイスを受けず自社運用している場合、「リーチ」「インプレッション」の数字のみしか見ていない傾向が強くあります。
SNS広告などユーザー自身が何かを求めて行動している訳ではない場合、一度広告が目についただけでコンバージョンすることは稀です。同じ人に対して複数回広告を表示することで、より訴求力を上げていく方法も検討していきましょう。
ウェブ広告だけじゃない!「スリーヒットセオリ―」を考える
「スリーヒットセオリー」という言葉を聞いたことがありますか?これは、「広告は受け手が3回接触して初めて効果を発揮する」という理論です。ウェブ広告ではなくもともとテレビCMで言われていたことです。
1回目の接触で注意を引き、2回目の接触で興味を喚起し、3回目で行動する。
同じような言葉で「セブンヒットセオリー」もあります。これは、広告に7回接触すると購入確率が高まるとする理論です。
実際には商品の内容や価格で、その回数が3回なのか5回なのか6回なのかは変わってくるとは思いますが、広告に接触する回数があるラインを超えると反応率や購入率が高まります。
フリークエンシーの最適な回数は?
では、ウェブ広告におけるフリークエンシーの最適な回数はどれくらいになるのか、というのが気になるところですが、これは実際に運用をしながら把握をしていくしかありません。
ウェブ広告の場合、アナログな広告よりもターゲット設定をしやすいため接触回数を上げやすいという特徴があります。
リターゲティング広告を併用することで、一度自社サイトを訪れたユーザーを追跡し何度も広告を表示することも可能です。スリーヒットセオリーやセブンヒットセオリーでは、接触回数が閾値を超えることを考えていましたが、ウェブ広告の場合、逆に何度も同じ広告を表示しすぎて嫌がられるケースもあります。
仮説を立てて、フリークエンシーを設定してみて、あとはテストを繰り返すのみ。感覚に頼るのではなく、ここはデータで判断をすることが重要です。
フリークエンシーキャップを活用する
フリークエンシーが高くなりすぎて、反応が悪くなるという結果が出た場合には、「フリークエンシーキャップ」という機能を使用することができます。
これは、同じユーザーに広告を表示する回数に制限をかけることができる機能です。
回数を設定しておけば、同じ人に設定回数以上の広告が表示されなくなるため、反応率を下げる無駄打ちを減らすことが可能となります。こちらもぜひ活用してみてください。
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