SEO業者はボッタクリが多いからリスティングの方が成果が高い。という広告について
1,SEO業者はボッタクリか?について
SEOは有効な手段でWEBマーケティングを実施する上では欠かせないマーケティング手法であることは間違いないですが、SEO業者に支払ったお金を回収出来るのはかなり綿密な計画が必要だと思います。
そもそもSEOはGoogleのアルゴリズムというユーザーがキーワードを検索した時にどのサイトを上位表示させればユーザーにとって良い検索結果になるかを判断するシステムみたいなものがあります。
そのアリゴリズムは定期的にアップデートされ、年々テクニックだけでは難しくなり、ユーザーにとってプラスになるようなコンテンツが無いと長い間SEOで上位になるのは難しいです。
そのため、SEO企業の基本形態である月30万×6ヶ月を最低契約期間において対策するだけで費用以上の効果を出すことが難しく、SEO企業としては土台作りの半年と考えていたとしても、クライアントとしては360万も支払ったのだから明確な数値をあげないと困る。のような例でクレームになる事が多く、SEO企業に依頼しても一切PVが上がらなかったというブログや記事が溢れています。
これに関してはSEO企業もしっかりとデメリットを事前に伝えていかなければいけないことと、実施した時にクライアント側のリソースやWEB改善にかける予算がどのくらいあるかも合意をとった上で始めることが良いのですが、SEO企業も売上を出さなければ行けないので、あまり細かいリスクを言わずスタートすることも多発するトラブルの原因です。
上記のことも考慮した場合にSEO企業がボッタクリかについては実際そういう企業もあるかもしれないですが、そう見えてしまうケースが多いかつ、合意をとって進めても成果が出るかわからないことを考えると、SEOより広告に費用をかけるということは一理あると言えます。
2,もし弊社がSEO対策とリスティング広告を選択を迫られたらどうするか
どちらか実施出来る。となった場合は条件によってどちらを選択するのか変わると思っています。
まず既にある程度の利益が出ている場合は中長期的に見て費用対抗がよいSEOを実施しますし、現在売上が出ていない、赤字でPVが無いということであれば広告を選択します。
SEOは対策を始めてから早くても結果が出るのは八ヶ月後と言われていますし、一年半は様子を見ましょうと言われているくらい時間がかかります。その時間をかけても事業が回るのであれば間違いなくSEO対策をして、無料で集客出来る基盤を作ることを優先するほうがよいです。
一方広告は費用はは発生するものの、確実にユーザーをサイトに誘導出来るため、そのまま購入や申込みに繋げることも出来ますし、つながらない場合にユーザーがサイト内でどういう動きをしているのかGoogleAnalyticsで分析してサイト改善に繋げることも出来る、即効性のある施策です。
どちらが良いのかの判断はあなたの事業がどのような状況なのかを考慮して選択しましょう。
3,SEO企業に依頼せずに自社で対応するには
サイトの環境を整えることも大事ですが、まずはユーザーに読まれるコンテンツを作成することを習慣化することが大事です。
自社のサービス/商品のターゲットとなる顧客のペルソナを既存顧客のデータやアンケート等、生の声で具体化して、そのユーザーが喜ばれて将来商品を購入/申し込みしてくれるような記事は何かを考えます。
コンテンツマップのような形で最初はエクセルで作るのも分かりやすい方法だと思います。
リソースの問題もあり、最初は月に2本くらいのペースで更新し、最終的には8本かければよいですが、1ブログあたり調査や画像作成も含めると8~20時間もかかるケースがあり、成果が見えてきたら担当者のリソースを確保することや、人員を増加することも視野に入れましょう。
ワードプレスのようなものを利用して自社ドメインでブログ記事をUPするのも良いですが、費用が発生するのでまずは感覚を掴むためにnoteなどの無料ブログからスタートするのも良い手段です。
SEOは様々なサイトからの流入があれば、評価されやすくなるので自社ドメイン以外のブログでもそういう意味では有効なので、まずは実施してみることをお勧めします。
上記と同様の考えでSNS経由の流入もGoogleのアルゴリズムは評価するのでTwitterを初めてみて基本的には普通のツイートをしながら、1週間か2週間に一度はブログに誘導するような形でTwitterユーザーの流入を増やすのも良いでしょう。
4,SEO企業に依頼する場合は
必ず与件(自社のサイト環境)を伝えて、その中で出来るできないの精査を契約前に実施して、スケジュールをFIXしてもらって動きましょう。
最悪なケースとしてよくあるのが契約後にSEO企業から渡される指示書をもらった後に、その内容を組み込むのに必要以上に時間がかかったり、そもそもシステムやオペレーション上不可能で何も出来ないこともあります。
そうなっても基本的には半年契約なので一刻一刻と時間とお金だけは消費して最初に想定していたことがほとんど出来ないまま終了となるケースが多く、さらにそうなった場合でもSEO企業から返金することは無い(契約上半年だし、指示書は作っているから解約は出来ないというケース)のでクライアントのSEO企業に対する怒りは更に上ります。
そうならないために事前にすり合わせを完全にして、リスクヘッジは完璧に実施した上で実行してもらいましょう。
半年で出来ることはあくまでもSEOが上がりやすくなる土台作りを完成するところまでのケースがほとんどなのでその後、どうするか(依頼し続けるか、自社でコンテンツを作るか)なども、事前に話し合い、その上で費用対効果も測定してみましょう。
今回は以上です。
SEO企業とクライアントでは技術的、経験的に圧倒的な差があり、そもそも何を確認すれば良い進め方が出来るのか分からないからこそ上手くいないこともあると思いますし、クライアント側にも問題はあります。
SEOも含めWEBマーケティングは魔法のツールではないので、結局は良い商品/サービスを良いコンテンツ、サイト(UI/UX)で実現することが大事で、それには膨大な時間と泥臭い作業が発生するので、SEO業者が悪いパターンが多いとしても担当者は誰よりも責任感を持ち、情熱を持って行動して知識・経験を積んで自社の売上拡大に繋げていきましょう。
カッテージではリスティング広告の運用代行やサイトの改善コンサルティングなど、様々なクライアントの課題に対して解決出来るサービスを持っております。
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