もしかして広告を出すだけで、集客できると思っていませんか?
広告は、全知全能の神でも、万能薬でもない。
ハッキリ申し上げます。
広告を出せば絶対集客が成功する!
そんなに甘い現実はございません。
リスティング広告をはじめとしたウェブ広告の運用代行をやっている立場でこのようなことを申し上げると、とても驚かれるのですが、特にこれから初めてリスティング広告やバナー広告を配信してみようとお考えの企業の方にはぜひ知っておいてほしいことです。
広告は認知拡大や集客のきっかけとして役に立つことは大いにありますし、もちろん私たちがサポートさせていただく際には結果を最大化するための支援をいたします。
ただし、広告さえ出せば万事OKということではないのです。
アクセス数×コンバージョン率というシンプルな式
インターネット上での集客を考える上で、最も重要な公式があります。
アクセス数×コンバージョン率=結果数
アクセス数とは、ウェブサイトや商品販売ペのージをユーザーが訪れてくれた回数です。
コンバージョンとは、そのサイト上での目標を意味します。
設定は企業ごとにバラバラで、お問合せをゴールとする場合もあれば、ECサイトでの商品購入をゴールとする場合もあります。
例えば、ウェブサイトが1000回閲覧されて、コンバージョン(CV)率が1%であれば、結果は
1000×0.01=10件
ということになります。
BtoCビジネスでも、BtoBビジネスでも、ウェブ戦略を考える上で最も重要な公式で、アクセス数かコンバージョン率が上がることで得たい結果に近づくということです。
それ以外の数値を向上するのは全て、アクセス数やコンバージョン率を上げるための手段と言い換えてもいいかもしれません。
広告がアクセス数やコンバージョン率に与える影響とは
アクセス数×コンバージョン(CV)率という最強の公式を踏まえた上で、広告の役割を考えてみます。
広告が担う役割は主に2つあります。
①ウェブサイトへのアクセス数の増加
②購買意欲を刺激
特に、リスティング広告は①の役割を担うことが多いです。まずは自社商品/サービスに興味がありそうな人をウェブサイトまで引っ張ってきます。
これまでアクセス数1000回で、コンバージョン率が1%だった企業を例に考えてみます。
広告を導入したことでアクセス数が1000件→10000件まで増加しました。公式通りであれば、10000×1%で100件の申し込み(購入)という結果が得られるはずです。
ところが広告を導入したところ、アクセス数は10000回に増えたけれど、コンバージョン率が0.1%に下がってしまい結果は変わらなかったという事態に陥ることがあります。
広告を導入する前は、自ら能動的にウェブサイトを訪れてくれる購入見込みが高いユーザーが集まっていたためコンバージョン率が高かったものの、広告で「自社のことを知らない」「商品のことを知らない」ユーザーがー増え、その人たちにはサービスの良さが伝わらず、結果に繋がらなかったということが起こり得るのです。
こうなってしまう原因は1つではありません。
・ユーザーが求めていた商品と、広告で案内された商品に乖離があった
・サイトデザインのクオリティが低く、「こんな会社で注文したくない」と思われた
・購入までの導線が分かりづらく、途中で諦めてしまった
などが、コンバージョン率が低い場合に考えられる項目です。
リスティング広告の効果を最大化するためのウェブサイト改善
リスティング広告の効果を最大化するためには、ただ広告をたくさん出稿して、多くの人に見つけてもらうだけではなく、同時に広告のリンクから飛んだ先のウェブサイトやランディングページを整えることが非常に重要です。広告の出稿前にウェブサイトを修繕したり、実際に広告を配信しながら、データを見て少しずつ改善することもあります。
カッテージはリスティング広告の運用代行を主業務としている会社ですが、だからこそ広告が万能でないことも誰よりも理解しているつもりです。お客様から広告のご依頼があった場合にも、状況によっては広告運用の前に、ウェブサイトの改善やランディングページの制作などをご提案させていただくこともあります。
ウェブでの集客力を上げたいけれど、自社の場合はどうすればいいだろう?というご相談はお気軽にカッテージにお寄せくださいませ。広告ありきではない、御社にとっての最適なプランをご提案申し上げます。