リスティング広告の代理店を乗り換えする前に現代理店にこのデータは必ずもらおう

1,前提としてWEB広告(リスティング広告)のデータは貴社の資産
概要でも記載したように様々な理由でリスティング広告の乗り換えを実施することになるかと思いますが、何故成果が出なかったのか?を理解する上で実際に配信した実績は非常に大事です。特に3ヶ月以上運用を任せていたなら尚更改善に直結するようなデータが溜まっているので必ずそれを取得しましょう。
2,リスティング広告のデータを取得する方法は2つある
一つはレポート、一つはアカウントのアカウント移管です。
まず後者のアカウント移管ですが、アカウントそのものを移管することになります。正直これは代理店側からするとアカウントの設定を色々変更しなければいけなかったり、移行に対しての設定だったり、ノウハウの流出であったりと承諾する企業はとても少ないと思うので言ってみてもし可能ならラッキーくらいで良いと思います。
前者の方は今まで代理店のフォーマットでレポートを頂くことが基本だったと思いますが、アカウント上には様々なデータが残っています。100%全て必要というわけではないのですが、言わないともらえないものも多いですし、これもノウハウ流出の観点から全ては出せないという代理店もありますがレポートを出さない代理店は少ないと思うので是非言って見て下さい。
3,Google広告/Yahoo広告で欲しいレポートとレポート以外のデータはこちら
・キャンペーンレポート
・広告グループレポート
・KWレポート(マッチタイプが分かるもの)
・クエリレポート
・広告文レポート
・サイトリンクオプション別のレポート
・オーディエンスリスト
・KWの除外リスト
・飛び先URL(ランディングページ)レポート
・地域別レポート
・性別レポート
・年代別レポート
・アトリビューションモデルは何を設定しているか(Googleのみ)
一旦これらがあれば問題ないと思います。
地域別レポート以下のデータはあれば嬉しい程度ですが、それ以外のレポートやリストは貰っておけば、次の代理店に移行する際に渡せば優位に進めることが出来るかと思います。
4,成果が出なかった自社の要因も必ず洗い出しましょう
リスティング広告代理店に様々な問題があり乗り換えることになったとしても、自社でも必ず課題や問題があります。
例えば競合や市場のことをあまり調査していなかった、サイトの改善に着手出来なかった、リスティング代理店の提案を鵜呑みにしてしまった、リスティング代理店に細かい指示を与えすぎて萎縮させたり、運用や分析よりも調査、コミュニケーション、資料作成に時間をかけさせ過ぎたなどです。
自社にも原因があると乗り換えの機会に見つめ直し、改善することで更に成果を上げる可能性を上げることが出来ます。
5,良い代理店と巡り合うために
代理店は4000社いると言われており、筆者も2社経験し、Googleパートナーのアワードで1位を取得するトップレベルの実績を出すリスティング代理店の事業責任者も経験したことがありますが、正直どの企業に依頼するかよりも誰に依頼するか、そしてリソースがどのくらい割けるかが大事です。
大きな代理店だと売上目標が明確に決まっていますし予算が大きくないと優秀な人材がつきにくいですし、売上が伸びている(伸びすぎている)企業だと優秀な人ほど社内のタスクも含めて業務過多になり一社あたり月に5時間くらいしか時間が取れないなどのケースもあります。
一番良いのは良い人材・企業を知り合いに紹介してもらうのが確実ですが、そのような繋がりが無いのが一般的なので、代理店の立場から言わせてもらうと
・一人あたり5社未満で対応している(チームで対応しているところは平均値で5社未満)
・担当者が基本的に変わらない。少なくとも2年は変わらない
・契約が月ごとで初期費用が掛からない
・担当者が2年以上は運用経験があり、月額500~1000万以上の規模の運用経験がある
上記4点が良い担当者(代理店)の傾向で、危ない代理店は上記の逆の傾向と
・手数料が安い(10~15%以下)
→安いということは複数クライアントを持たないと売上が出せないので結果人材の質も悪くなり、退職率もあがり、運用時間も短くなりやすい傾向にあるため
・サイトで【継続率90%以上】のような誇大表現を利用している
などかなと思います。
あくまでも筆者が思う傾向なので、参考にして見て下さい。
今回は以上です。
リスティング代理店の乗り換えは非常に労力がかかる上に次の代理店の選択をミスすると更にマイナスからのスタートとなります。
そうならないためにしっかりとデータを用いて良い代理店に依頼が出来るようにしていきましょう。
弊社も乗り換えについては承っておりますし、しっかりとNDAを締結してから成果を上げることが出来るかきちんと分析してからご提案させて頂くので、興味がある方は是非一度ご連絡頂ければ幸いです。
長文を読んで頂きありがとうございました。
この記事を書いた人
